第26回参議院議員選挙 投票マッチング
新型コロナウイルスの感染拡大によって医療機関の病床がひっ迫し、患者が入院できないケースがありました。感染症が今後も発生した際に、適切に病床を確保できるようにすることは重要な課題です。
平時から医療機関の病床数を把握したり、感染症の発生時に病床を確保するよう指示ができます。病床があるのに患者を受け入れないケースを防げます。
医療機関の想定以上に患者を受け入れると、医師や看護師が不足して医療ひっ迫が起こる可能性があります。また国民の権利の制限につながるという意見もあります。
日本は患者受け入れに対する医療機関の裁量が大きく、特に民間病院に対しては監督権限のある都道府県でも「協力要請」しかできません。行政の介入力を強めれば、感染症の発生時に半ば強制的に患者を受け入れさせることが可能になります。一方で、受け入れる患者を増やしたとしても、医師や看護師の数も増やさなければ、結局は医療がひっ迫してしまうと心配する声も少なくありません。また、行政が医療機関に対して強制力を持つことになるので、国民の権利の制限につながるという指摘もあります。